レチノイン酸要望書提出に関するお願い

このたび、未承認薬である

「レチノイン酸(アクタン/アキュタン/ロアアキュタン)」の要望を、

神経芽腫の会として提出することにしました。

 

多くの方々のお声を頂戴したいと思います。この件に関してご賛同いただき、厚労省へとご要望のある方は、ホームページのお問い合わせフォームよりご意見をお送りください。お待ちしております。(6月中旬頃まで)

 

 

交流会ではこの件についても、直接お話をお伺いしたいと思います。多くの方のご参加をお待ちいたしております。

 

※国内未承認薬とは、海外で承認されていながら日本では承認されていない薬のことです。
日本製薬工業協会ホームページより

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イソトレチノイン/13cisレチノイン酸(商品名:アクタン・アキュタン・ロアアキュタンなど)は、海外で神経芽腫の維持療法(持続療法の後で行う)として用いられている薬です。

維持療法とは高リスク群神経芽腫の患児の多くが再発を経験するので、医師は抗がん剤を追加投与し、持続療法の後にまだ残っている少量の腫瘍細胞の除去や腫瘍の縮小を目指した治療を行います。これらの治療は、未熟な腫瘍細胞を分化成熟させたり、患児の免疫系を強化したりすることで、典型的な化学療法とは異なる作用をします。

米国では現在、高リスク群神経芽腫の患児に対して、維持療法の一つとしてレチノイン酸を使用した治療が行われていますが、日本では「イソトレチノイン(レチノイン酸)」は承認されておらず、神経芽腫には使用出来ません。

イソトレチノイン/13cisレチノイン酸は…経口(※訳注:内服)レチノイン酸が、急速に分裂する未熟な腫瘍細胞を成熟した神経細胞へと変える(分化と呼ばれます)ことが発見されました。 

参考URLCureSearch(小児がん患者とご家族のために小児がん専門情報サイト)http://www.childrenscancers.org/1140