第6回オンライン交流会のご報告

2023年4月16日オンライン交流会を開催しました。

今回は「がん教育」「学校生活での悩み」「本人への告知」「周囲への告知」「周りに伝えて嫌な思いをしたことがあるか?」「受験時に学校選びの際に行ったこと」等をテーマに話し合いました。みなさん同じような悩みを抱えていたり、似た経験をされ共感されている場面も多くみられました。

地域や学校により様々なようですが、がん教育への取り組みが進められているようなので、今度、担任の先生との面談の際にはがん教育についてどのような授業が行われる予定なのか確認したいなと思いました。

参加してくださった皆様、ありがとうございました。
まだ参加されたことのない方、少しでも興味のある方はぜひ交流会に参加してみてください。皆様のご参加をお待ちしております。

共同副代表 寺内恵美子

*ーーー*


『がん教育』について。
がん教育は、学習指導要領の改正により小学校では令和2年度から全面実施となり(対象:高学年~)、中学校では令和3年度から、高等学校では令和4年度から必修化されました。
・参考資料
「文部科学省における がん教育のとりくみについて」
がん教育に関する教材 補助教材「文部科学省 がん教育プログラム」)
001000334.pdf (mhlw.go.jp)

また、教職員や外部講師として、がん教育に関わられている方、これから活動を考えている方もいらっしゃると思います。
下記の動画では、指導する側のお立場の方へ、正しい情報を伝えることの重要性、年齢に応じた子どもたちへの伝え方など、大事なことをお話されています。
参考までにご紹介いたします。
・参考動画
がんネットワーク東京公開講座【一緒に考えよう!がん教育のこと】
https://gannet-tokyo.org/archives/203


 

「小児がん」については、記載がある教材もありますが(12行程度)、先の参考資料『がん教育に関する教材 補助教材「文部科学省 がん教育プログラム」』では、『小児がんについて  本プログラムで扱うがんは「成人のがん」であり,「小児がん」について学ぶものではありません。特に,小児がんの治療中あるいは既往歴のある児童がいる場合は,事前に当該児童の保護者にも授業実施に当たって注意すべき点を確認しておくなどの配慮が必要です』 とし、現場の指導者側の裁量に投げられています。

知識も精神的にも成長過程の子どもたちにおいて、小児がんについて間違った受け止め方にならないよう、また周りの子どもたちや、がん教育に関わる方々にも正しく理解してもらうためにも、小児がんと成人のがんの違い、小児がんは生活習慣は関係ないことなど、正しい情報を伝えることが大切です。そして、そのためには年齢に応じた伝え方の工夫が必要です。

 


共同代表 浦尻みゆき